だいぶ日中は暑くなってきましたがまだまだ朝晩は冷えますね。
さて今回は板壁の塗装です。
和風の家には欠かせない板壁ですが、木材なので塗装しとかないとどうしても雨、風、日差しなどで腐っていってしまうんです。
こちらは山鹿市のT様のお宅の施工前です。
こちらの板壁は鎧張りといい、杉板を一枚一枚下から貼っていき、最後に板が浮かないように縦に桟木を打つという貼り方です。
見た目は美しいですが非常に手間がかかります。
こちらの板壁も前回の塗膜がだいぶ抜けてしまい、木材の地が出てきてますね。
雨は下に流れますのでどうしても下の方から腐食しやすくなります。
使う塗料はキシラデコールコンゾランという、防腐、防虫、防カビに非常に優れた木部専用の塗料を使います。
ホームセンターなどでも売られているキシラデコールと比べ、キシラデコールコンゾランは板に塗料を染み込ませ、上から膜を張るという造膜タイプで非常に長持ちします。
綺麗に洗浄して汚れや苔を落とし下塗りします。
今回はウォルナットという濃いめのブラウン系の色を使います。
上塗りすると非常に綺麗に仕上がりました。
玄関前はピニーという明るめの色で仕上げさせていただきました。
玄関が明るいと気持ちも明るくなりますね。
まるで新築のように美しく生まれ変わり、お客様にも大変喜んでいただきました。
木材はどうしても腐食しやすく、鎧張りは特に張替えには手間と費用がかかるので早目の塗装をオススメします!